地域紛争、テロリズム、内戦について

 冷戦後の世界における地域紛争、テロリズム、内戦についてであるが、われわれは、今、冷戦後の世界においては、グローバルな冷戦後の世界では、国際紛争が起こりやすくなっている。

 マーティン・ファン・クレフェルトは、戦争の変遷の著書の中では、冷戦後の世界は、クラウゼヴィッツ的な総力戦は時代遅れになった。これからは非対称的な地域、紛争、テロリズムの時代だ。そして、地域、紛争、テロリズム内戦には誰しもが、巻き込まれると主張している。

 また、私見ではあるが、地域紛争、テロリズム、内戦はどこで起こるかが予測できず、どこでどう、終結するかがまったく見えないということだ。アフガニスタンイラク、シリア、イスラエルパレスチナ問題など、戦争の長期化は避けられない。

 核兵器の拡散、グローバリゼーションによって広がる難民危機、テロリズムによって、我々は不安定な社会にいる。

 私は安全保障上の問題を考えるとグローバリゼーションは規制すべきだと考えている。アンソニー・ギデンズの著作 暴走する世界においては、グローバリゼーションによって世界は不安定化し、我々の伝統、文化、価値観、生活様式を破壊し、根底から常識を覆すとしている。そして、グローバリゼーション後の世界の波に乗り、変化を受け入れ、その中で国家観を再構築しべきだと主張している。

 混迷化する冷戦後の世界において、われわれは今、変化の渦中にいるのではないであろうか。